多様化する女性の生き方、主義や主張、年代を超えて、輪となって繋がっていくことに希望と願いを求めてのこのアクション。 この閉塞した社会を変えられる可能性を女性たちは秘めている。 手をつなぎ、声高らかに歌を歌い、音を奏で、ままならぬ日本の現状に怒りも悲しみも願いもすべて、優しさとともにアピールする。 そのようなイメージを紡いで行きながら、ご賛同下さった皆様とともに未来への活力、喜びになる会を是非とも創りあげていきたいと切にねがっております。
女たち・いのちの大行進実行委員会一同

「女たち・いのちの大行進」は、母の日の5月11日に1000人の参加者を迎え、華やかに開催することができました。「原発・核はいらない」「戦争はいらない」「差別はいらない」という女性たちの祈りを、上野恩賜公園から全世界に発信できたことに感謝いたします。

2014年05月27日

【感想A】赤坂京子さん

◇いのちに寄りそうおんな達よ、ゆるやかに手を繋いで歩いて行きましょう◇
 
5月11日の明るく晴れ渡った東京上野公園野外ステージに、福島を先頭に全国各地から駆けつけたおんな達でスタートした「おんな・いのちの大行進」。ステージ正面にはカラフルな集会タイトルとその両側には「原発いらない」「こどもを守れ」など沢山の声が縫い付けられたカラフルな布のタペストリーがありました。
絶対に安全だと宣伝されていたのに2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所が爆発事故を起こし大量の放射能がまき散らされてから3年あまり。国がした事は「放射能は怖くない」「お母さん達が心配するから子どもに悪影響を及ぼすのだ」という、こんな事態になっておよそこんな非科学的な宣伝がありうるのかと耳目を疑うような事があり、幼い子ども達を抱えたお母さん達の苦悩は今も続いている中で開かれた集いでした。
希望のフェスと名付けられた集会の第一部は、《いのちの平和に原発いらない》と歌う光のほうへやWe Shall overcomeの歌声で始りました。会場全体で歌うという久し振りの経験で、そう言えば若い頃ベトナム反戦などの闘いの場には人々を励ます沢山の歌が常にあったという事を思い出しながら歌いました。メッセージスピーチでは車いすの安積宇宙さんの「フクシマ事故後自分だけ母とニュージーランドへ避難した事に大切な人達を残したままだという罪責感を覚えていたが、自分が安全なところにいる事で大切な人達も来てくれるだろうと今は思っている。障がいがあることで周囲の人達に助けてと伝えて沢山の人達と繋がっている」、沖縄からいらした高里鈴代さんの「原 発は安全だと言われていたのに爆発事故が起きた。沖縄には世界の安全の為にと米軍基地が押しつけられているが、辺野古に新基地は作らせないと座り込みを続けている。人間の暮らしを破壊する原発も基地もいらない、一緒に闘いましょう」、アイヌ女性からは「小学校で同級生や先生からアイヌという事で差別されて登校できなくなったが、長じてアイヌは汚いものではなく人という意味だと知り、自分も人間なのだから堂々と生きて行こうと思った」、福島の女性からは今も深刻な汚染の中で暮らす日々の不安が語られました。第二部のパフォーマンスライブでは、アイヌ民謡や古代フラ、歌などの様々なパフォーマンスが続き、会場は原発いらない、命を守ろうの思いの中一緒に歌い、踊り、語りのシスター フットの世界になり、あれあれっと踊っている人の中に落合恵子さんや武藤類子さんを見つけたり、一緒に参加したアイヌ女性の多原良子さんと違って大勢の人達の中の踊りに参加出来ない未解放人間の自分を自覚したりでした。(笑い) 
やがて《ゆっくりウォーク》の時間となり、車いすの皆さんを先頭にゆっくり歩くおんな・こどものデモ後進が始まりました。成人男性中心の荒々しいデモ行進と違って、旗・幟無し、大きな声のシュプレヒコール無しの歌声響く優しい行進でした。私はアイヌ民族衣装を着た多原良子さん、落合恵子さん、福島瑞穂さん、女優の木内みどりさん達が先頭の第4グループで行進しましたが、スピーチで初めてアイヌ差別の問題を知り、何も知らずに申し訳無かったと行進中に多原さんに話しかける女性もいました。
私は長年国家公務員労組で働いてきた経験があるのですが、集会時の腰に手をあてて握り拳を「お−」と突き上げるスタイルには男性の攻撃性・暴力性が表れていてずっと違和感がありましたし、成人男性中心のスピードの早さで歩くデモ後進も大きなボリュームで繰り返されるシュプレッヒコールにもあわせつつ「疲れるよ〜」と思っていました。
福島原発事故後、長年核で核を抑止するという狂気の時代における人間の多様性・想像力の必要性を訴えて来て、ついには日本において起きた原発事故後、その倫理性においての核・原発廃絶運動の先頭にたって行動している70代後半の大江健三郎氏が、たまたまデモ後進の先頭で歩いた一日、頭の上から大音量で響きつづけているマイクの前を歩いて苦しい想いをしたという記事も目にしていたので、この優しいおんな達の行進には、全ての人が参加出来るという居心地の良さと安らかさを感じて歩く事が出来ました。
実際に子どもを産む・産まないに関わらず身体的にも毎月命と向き合う体験を重ねて生きている女性達の、自然と共にある感性、命に寄りそう感性があってこその新しい形のデモ行進だったという事を感じましたし、世の中の半分は女性なのに声を消されて生きている女性達の声こそがこの深刻な経済原理最優先、いのち・人間切り捨ての日本社会を「いのちこそが何よりも大切」「こどもを守ろう」「安心・安全に居きられる社会を」というあまりに自明な原理が基礎にある社会へと変えていく事が可能なのだと思います。
世界に誇れる平和憲法を持つこの国で、祖父の亡霊にとりつかれたような安倍政権が戦場へ派遣され命の危険と直面する人達の事は全く想像もせずに小さな子どもがおもちゃの銃や戦車を欲しがるように、アメリカと一緒に戦争出来る国にしようとしています。武器輸出、原発輸出でお金儲けをしようとしています。私達は戦争も原発も軍事基地もいりません。世界の人達と仲良くし、子ども達に安心・安全な社会を手渡したいだけなのです。
放射能に汚染されてしまったこの国において、未だ福島の事故収束の目処さえたたないこの国において、決して諦める事なく、自分が今出来る事を一つ一つ積み重ねていきましょう。おんな達の力を見せてあげましょう。この人権後進国日本において。(札幌 赤坂京子さん)
posted by やい at 20:19| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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